犬や猫がおしりを床にこすりつけるのはなぜ？　スクーティングの原因や対処法をチェックしましょう

犬や猫の「スクーティング」とは？
愛犬や愛猫がお尻を床や地面にこすりつけて、引きずっているのを見たことがありますか？　この奇妙な行動は、一般的に「スクーティング」と呼ばれています。

おもしろく見えるかもしれませんが、実はわんちゃん猫ちゃんのお尻の部分に不快感があるシグナル。お尻を地面にこすりつけることで、炎症等によるかゆみや痛みを和らげようとしている可能性があります。

スクーティングの一般的な原因
わんちゃん猫ちゃんがスクーティングをする原因はさまざまですが、最も多い原因は肛門腺のトラブルです。肛門の両側にある小さな袋が腫れたり、炎症を起こしたりすることで、不快感やこすりつけたくなる衝動につながります。

その他にも、以下のような理由から、スクーティングをしている場合があります。

乾燥した排泄物が付着している場合：かゆみや炎症の原因となります。尻尾の下を確認し、排泄物を取り除き、清潔な状態にしてください。

アレルギー： 食物アレルギーや環境アレルギーにより、かゆみや不快感が生じている場合があります。アレルギー症状を引き起こす原因物質を特定し、排除する必要があります。

下痢や便秘などの消化器系のトラブルの場合：排便に支障をきたすことで、肛門腺に溜まった分泌物がうまく排出されず、肛門腺炎が起きている可能性があります。健康的な便の状態になるように、食事内容を見直しましょう。

寄生虫や肛門部の感染症の場合：動物病院で検査を受け、獣医師の指示に従い投薬治療などを受けましょう。

スクーティングの対処法
愛犬・愛猫が執拗にお尻を地面にこすりつけていたり、痛みや不快感を示したりする場合は、獣医師に相談することが重要です。根本的な原因を突き止め、適切な治療を受けましょう。また、たまった分泌物を排出する肛門腺絞りが効果的な場合もあります。ご自宅ではうまく絞れないことが多いので、動物病院でお願いしましょう。

獣医師の診察を受ける際には、食物アレルギーの可能性も考慮してみましょう。食物アレルギーが不快感の原因であれば、食事の変更やかゆみ止めのお薬の使用が効果的かもしれません。

食事に関しては、アレルゲンを特定するために、動物性タンパク質源を1種類に制限した、シングルアニマルプロテインの食事が役立つことがあります。

また、肛門腺に液が溜まりすぎていることが原因の場合は、食物繊維を多く含む食事を与えることで、排便の際に便に押し出されることで肛門腺に溜まった肛門腺液が排出されやすくなり不快感が軽減される場合があります。
なお、ファルミナの総合栄養食N&Dキヌア ウェイトマネジメント(体重管理)は食物繊維を多く含みます。（※自社製品比較）

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わんちゃん猫ちゃんの食事を変えたい時は…
ファルミナは、わんちゃん猫ちゃんの健康は、栄養バランスのとれた健康的な食事から始まると考えています。愛犬・愛猫がスクーティングなどの問題を抱えている場合、食事内容を調整する必要があるかもしれません。

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